外壁塗装とエコポイント

住宅エコポイントや省エネ住宅ポイントといった特典をご存知でしょうか。住宅エコポイントとは、震災後の復興支援の一環として、得られたポイントを被災地に関連する商品やプリペイドカード、商品券と交換できる制度で、ポイントは追加の住宅工事にも充てることができます。平成24年に廃止されましたが、近い将来の消費税増税に合わせて復活させる計画が政府与党内で検討されています。他方、省エネ住宅ポイントとは、省エネ性能を有するエコ住宅の新築やエコリフォームを対象としてポイントが付与され、そのポイントを様々な商品と交換できる制度を指します。因みにエコ住宅とはトップランナー基準を満たす住宅や断熱等性能等級4等を満たす木造住宅のことで、エコリフォームとは諸々の断熱改修、バリアフリー改修を意味します。

いずれの制度も外壁塗装工事とは関連性が薄く、残念ながら塗装工事を発注してもエコポイントを受け取れる可能性は低いと思われます。しかしながら将来は同制度の対象が拡大されたり、類似の制度が発案されたりして、外壁塗装工事も条件次第ではポイント付与の対象に収まる可能性はあります。実際よく似た助成金制度が別に存在しているのですが、こちらの制度では外壁塗装工事も助成金の対象となっています。今後塗料の断熱効果がさらに高まれば、エコポイントの付与対象にも入ることでしょう。

ところでエコポイントに関する知識を蓄えた方が良い理由は他にもあり、「エコポイントの対象となるのは今だけですよ」などと騙して受注しようとする悪徳業者が少なくないからです。現時点では「エコポイント」を口にする業者は怪しいと考えるべきなのかもしれません。


塗装業界と悪徳業者

リフォーム業界の悪徳業者といえば、塗装業がその筆頭に挙げられることも少なくありません。外壁の塗装は本来10年以上の耐久性を有しています。しかし数年で剥がれ落ちてしまうこともあり、その原因は塗装前の洗浄が不徹底であることや、外国製の安い塗料の使用に求めることができます。問題は、消費者がそうした手抜きを、工事完了直後に見破れないことにあります。塗装工事の手抜きには際限が無く、例えば1000万円請求された工事が、実際には50万円相当の出来だったということも起こり得ます。しかし相場が無いわけではありません。ペンキ等の塗装材料費、人件費、手数料等は乱高下することが考えにくいからです。要は塗料や業界の手数料の相場に関して、消費者が全く勉強していないことに起因し、悪徳業者が蔓延っていると言えるのです。

塗装業界の営業は手練手管の限りを尽くします。悪徳な営業は必ずしも自社のためだけに契約を取ろうとせず、漕ぎ着けた契約を同業他社に横流しすることもあります。自社から固定給さえ受け取ることができれば、社内の評価や営業成績等は気に掛けないのです。彼らが自社の昇給よりも契約の横流しに心血を注ぐのは、業界の営業が歩合制であることが影響しての振る舞いです。一件の契約で20~30万円を受け取るのが通例なので、事実上の「フリー」で稼いだ方が実入りも大きいのです。このような悪徳営業の口車に乗って契約すると、想定外の工事に終始することが少なくありません。何故なら彼らは稼ぐこと以外に関心は無く、肝心の塗装の知識をほとんど持ち合わせていないからです。

事ほど左様に、塗装業界の営業には気を付けなければなりません。しかし誠実な営業も多いので、清潔感、話しぶり、勉強の程をしっかり見極めてから依頼するようにしましょう。