塗装方法その2噴霧法

  • スプレー塗り:塗料を霧にして塗装する噴霧方法はエア、エアレス、静電スプレー方式

に大別され、液体をひも状に噴出させ空気と衝突させると霧になります。液体を高速の空気流と衝突させる装置がエアスプレー方式で、高速の液体の流れを静止空気(大気)と衝突させる装置がエアレススプレー方式です。さらに霧化粒子を帯電させ、主として

塗る物との間で静電界を形成させる装置が静電スプレー方式です。

  • 静電スプレー塗り:静電スプレー方式は➀エア、エアレススプレーの噴霧粒子を帯電させるコロナピン方式➁霧化に遠心力を利用する円盤回転方式または円筒カップ回転

方式➂粉体塗料と空気との混合物を帯電させる粉体静電方式に大別できます。静電

スプレーは、静電気を上手に使い塗着効率を高めることができます。意外と多くの塗装

方法がありますが、塗料は生き物なので、塗料状態・塗装時または塗膜を形成する過程で、予期せぬことが生じ欠陥を引き起こすことがあります。例えば➀ピンホール:塗膜に針で突いたような小穴ができる➁凹みやハジキ:塗膜が押しのけられたような凹部が生じる➂かぶり(白化):高温多湿時にスプレー塗装をすると霞がかかったように白く

ぼやけて艶が無くなる➃シワ:乾燥した塗装面に波上の凹凸が生じる➄皮張り:屋根や外壁塗装等に外部用油性塗料を使用し、蓋をして残量を保管し後日使おうとしたら、

容器内で皮のような薄膜ができる

要は、欠陥は自然現象を反映していて、塗装面に油があると塗料はハジかれやすいし、高温多湿時の白化は結露が原因です。油性塗料の厚塗りはシワのもととなりますので、対策を講じましょう。


塗装方法その1直接法

塗装方法は塗料を直接塗る物に移行する直接法と、霧にして移行する噴霧法とに大別で

きます。塗装方法には長所短所があり、適材適所に選ぶことが大切です。

  • 液膜を転写する高速塗装:塗装方式にはロールコーターとカーテンフローコーターが

使用されます。ロール方式は、塗料を巻き上げ均一液膜に加工できます。一方カーテン方式は塗料をポンプでヘッドへ吸い上げ、隙間から押し流し液膜カーテンに加工できます。塗る物の形状には制限があり、平板の連続塗装に適します。

  • ディッピング方式としごき塗り:塗料槽に塗る物をどっぷり漬け引き上げて乾燥させる

ディッピング方式(浸漬塗り)と、塗料を押し込むしごき塗りとに大別されます。ディッピング方式は水道バルブのような熱容量の大きい鋳造品等の塗る物に適します。しごき塗りは薄く何回も塗るという古来からの技法であり、鉛筆・釣り竿・電線等、棒状のものを均一に塗るのに適しています。

  • メッキの原理で塗る水性塗装:電気化学をベースとする塗装方法が電着塗装(塗る物を

有機被膜で覆う)です。電着塗装は導電性のある塗り物に適用が可能です。

  • 刷毛塗りとローラ塗り:刷毛塗りは古くから用いられている塗装方式で、基本手順は塗装全般に通じるポイントです。乾燥の遅い塗料は刷毛塗りに適します。塗り方の基本は

➀含み➁配り➂ならし➃刷毛目通しの四段階です。ローラ塗りは、刷毛と工具が違うだけで塗り方の基本は同じですが、一動作で刷毛よりも幅広く塗れるので、ならしの作業が早くできます。


リフォームの際の情報収集

リフォームを考え始めたときに、どんな人や会社に相談したのか、参考とした情報をどのような方法で集めるべきなのでしょうか。
ある調査で1番多かったのが、「友人や知人、親戚の口コミ」というものでした。
ここ数年、 新築の需要が減る傾向にあり、さまざまな会社がリフォーム業界に参入して、リフォーム業界は大企業から小さな地元の工務店まで林立して、おのおのがポスティングのチラシや新聞折り込みなどで盛んに宣伝しています。
それだけ会社や業者が多いと、どこに相談したらいいのか迷うのは当然です。

また、リフォームは、すぐに故障個所を点検したり修繕もしてくれる、なるべくなら地元の業者がいいということも言えますので、信頼できる業者選びには、「友人・知人・親戚」らの口コミが1位というのはうなずけます。
その上で、気になった業者のホームページを確認したり、展示場やショールームも利用するのがベターです。

そしてチラシというのも大きな選択肢のひとつであることも見逃せません。
知人や友人が近くにいない場合には、新聞などのチラシなどに頼る以外にないということなのかもしれませんが、チラシなどによって、良い信頼できる業者と出会うということもあります。
それでもやはり、チラシの中にその業者の理念や工事の進め方などをキチンとチェックすることが必要になります。

一方で、「特に利用していない」という人がなんと2割ほどもいたそうです。
これでは、悪質業者を見抜くことは到底できないばかりか、リフォームの失敗を招いてしまうので、しっかりと情報を収集し自分の目で見極めるようにしましょう。


光沢は測れるの?

漆塗りの肌をはじめ、乗用車やピアノの塗装面はとてもピカピカしています。まるで鏡のように像が映ったりするものです。一方、建築物の外装塗装面はつやがありません。凹凸のある被塗物を高光沢で仕上げた場合、反射光が多いので凹凸感がさらに強調されてしまいます。そのため見苦しい外観になってしまうのです。
私たちの住環境や生活用品の中にはつやを出した方が良いものもあれば、つやを出さない方がよいものもあります。塗料は工業製品ですから、つやの程度も定量的に管理しなければなりません。
塗装面の仕上がり状態を指示するには、つや有り、3分つや、つや消し、などと表現するのは適切ではありません。これらは光沢感を表す感覚的な尺度です。
(反射光束)/(入射光束)の比を測定し、光沢度として表現すれば定量化できます。
鏡面光沢度Gs(θ)は入射角θでの基準面(屈折率1.567の磨かれた黒ガラス面)の鏡面光沢度を100として、試験片の鏡面光沢度を次式で求めます。
Gs(θ)={(試料面からの鏡面反射光束)/(基準面からの鏡面反射光束)}✕100
θは入射角であり、20°、60°、85°が用いられます。低光沢の面を見る時にはθを大きくして、高光沢の面ではθを小さくして測定します。一般には、60°鏡面光沢度で塗装面の光沢の良否を定量評価しています。
高光沢感の面では20°鏡面光沢度を試験値として採用しますが、さらに光沢感が高くなると、θ=20°でも感度が低くなるため写像性の良否で判断する鮮明度光沢度が必要になります。
標準図形の写像の微少なゆがみを周波数解析して定量化する方法などが確率されています。
このタイプの試験装置には種々のデータ解析ソフトが組み込まれており、パソコンが威力を発揮しています。