塗装業界と悪徳業者

リフォーム業界の悪徳業者といえば、塗装業がその筆頭に挙げられることも少なくありません。外壁の塗装は本来10年以上の耐久性を有しています。しかし数年で剥がれ落ちてしまうこともあり、その原因は塗装前の洗浄が不徹底であることや、外国製の安い塗料の使用に求めることができます。問題は、消費者がそうした手抜きを、工事完了直後に見破れないことにあります。塗装工事の手抜きには際限が無く、例えば1000万円請求された工事が、実際には50万円相当の出来だったということも起こり得ます。しかし相場が無いわけではありません。ペンキ等の塗装材料費、人件費、手数料等は乱高下することが考えにくいからです。要は塗料や業界の手数料の相場に関して、消費者が全く勉強していないことに起因し、悪徳業者が蔓延っていると言えるのです。

塗装業界の営業は手練手管の限りを尽くします。悪徳な営業は必ずしも自社のためだけに契約を取ろうとせず、漕ぎ着けた契約を同業他社に横流しすることもあります。自社から固定給さえ受け取ることができれば、社内の評価や営業成績等は気に掛けないのです。彼らが自社の昇給よりも契約の横流しに心血を注ぐのは、業界の営業が歩合制であることが影響しての振る舞いです。一件の契約で20~30万円を受け取るのが通例なので、事実上の「フリー」で稼いだ方が実入りも大きいのです。このような悪徳営業の口車に乗って契約すると、想定外の工事に終始することが少なくありません。何故なら彼らは稼ぐこと以外に関心は無く、肝心の塗装の知識をほとんど持ち合わせていないからです。

事ほど左様に、塗装業界の営業には気を付けなければなりません。しかし誠実な営業も多いので、清潔感、話しぶり、勉強の程をしっかり見極めてから依頼するようにしましょう。


枠組壁構法の外周壁

枠組壁構法の外周壁では,カビ発生の心配は少ないといえる。合板やせっ こうボード等の面材で、壁パネ/レを作成し,壁パネルで躯体を構成していくという構法であるために,木造軸組構法に比べると床や壁などの納まり部分にすき間が生じにくい。したがって,気密性とともに防水性や防湿性も確保しやすい。ただし,外部から雨水が万一浸入した時は,その 対策を考えておかないと逆に事故も発生しやすいと言える。

低層から中層の鉄骨造では, ALC版で壁を構成することが少なくない。外周壁の場合はプラスターやモルタノレ系で仕上げることが多くなり ,カビの発生は北側に面しない 限り心配する必要はない。ただし, プラスターやモルタル自体の変色には注意が必要である。

特に,北側に面する場合とせっこうボードをダンゴ張りする場合には事故の発生する可能性が高くなる。


断熱と結露防止

断熱を施すということは,まず第一に冷暖房のためであり,室内からの熱ロスとそこへの熱負荷を少なくするためであるが,結露防止のうえでも重要である。つまりそれは結露の原因となる温度差をなくすことでもあるからだ。

ところが,それは確かに表面結露をなくすことには有効で、はあるものの,内部結露という,やっかいな被害をかえって増大させることにもなってしまう。壁体内の断熱材を通過した水蒸気は,その外側で,つまり外壁によって冷やされ結露する。いったん結露した水は,蓄積され, ときに応じて水蒸気圧の相対的に低くなる室内側に向かつて動き,そこに毛細管現象も加わって,断熱材をビジョビジョに濡らしてしまう。

寒冷地などでは,さらにその水が凍結して被害を広げているようだ。こうした被害は,室内の仕上げを不透湿にしたり ,仕上げ材のすぐ内側に防湿層(ペーパーバリア)を設けたり,二次被害を防ぐために断熱材を不透湿のものとしたり ,あるいはそれを不透湿のフィルムで包んだり ,そしてさらには外壁側に水蒸気を外に逃がすための通気層を施すなど,地域特性を考慮した構法を工夫することによって,ある程度の解決はなされている。とはいうものの,この断熱の方法も,結露防止の実際的観点からすると,まだ完成されているとはいえないようだ。

つまり ,熱貫流率が同じ壁構法であってもその室内と屋外との温度勾配ができるだけ緩やかな方が結露は生じにくいので,断熱性能が高くて薄い断熱材を用いるより,多少性能が劣っても,壁体内全体に厚く充填して,結果として同じ貫流率となる構法の方が,局部での温度差=飽和温度差は生じにくい。断熱構法に加え,外装を透湿性のあるものとし,室内側から水蒸気が屋外へとスムーズに排出されるなら,かえって防湿層,そして場合によっては通気層さえ,設けなくてもよい理屈となる。結露防止の面のみ考えるならば,それは有効な調湿装置とさえいえよう。

もちろん,地域差を十分に考慮する必要があるし,十分な壁厚や,確実な外気への放湿が前提となる。しかも現実的には,結露防止にとって,とりわけ弱点となる断熱材の片寄りやすき間は避け難いし,防水と透湿を両立させる外装も少なく,通気層も確実性があまり高くない。また防湿層そのものも ,コンセントボックスなどによって,そのバリアが容易に破られ,わずかなすこのように実際問題として,断熱や排湿,さらには防湿の完壁な構法が期待し難いことを考えると,やはり防湿層を設けると同時に,温度勾配の緩やかな断熱を併用するという慎重さが必要であろう。

こう考えると室内側で飽和水蒸気透湿性を高目に,断熱性を低目に,屋外側で透湿性を高目に,断熱性を高目にとることが,ひとつの理想かつ現実的なモデルとして考えられる 。コンクリート造の建物では,断熱を壁の内側で行うか,外側で行うかで微気候の調整の仕方,すなわち,冷暖房の考え方が違ってくるが,結露の生じ方にも大きい違いがでてくる。


塗装方法その2噴霧法

  • スプレー塗り:塗料を霧にして塗装する噴霧方法はエア、エアレス、静電スプレー方式

に大別され、液体をひも状に噴出させ空気と衝突させると霧になります。液体を高速の空気流と衝突させる装置がエアスプレー方式で、高速の液体の流れを静止空気(大気)と衝突させる装置がエアレススプレー方式です。さらに霧化粒子を帯電させ、主として

塗る物との間で静電界を形成させる装置が静電スプレー方式です。

  • 静電スプレー塗り:静電スプレー方式は➀エア、エアレススプレーの噴霧粒子を帯電させるコロナピン方式➁霧化に遠心力を利用する円盤回転方式または円筒カップ回転

方式➂粉体塗料と空気との混合物を帯電させる粉体静電方式に大別できます。静電

スプレーは、静電気を上手に使い塗着効率を高めることができます。意外と多くの塗装

方法がありますが、塗料は生き物なので、塗料状態・塗装時または塗膜を形成する過程で、予期せぬことが生じ欠陥を引き起こすことがあります。例えば➀ピンホール:塗膜に針で突いたような小穴ができる➁凹みやハジキ:塗膜が押しのけられたような凹部が生じる➂かぶり(白化):高温多湿時にスプレー塗装をすると霞がかかったように白く

ぼやけて艶が無くなる➃シワ:乾燥した塗装面に波上の凹凸が生じる➄皮張り:屋根や外壁塗装等に外部用油性塗料を使用し、蓋をして残量を保管し後日使おうとしたら、

容器内で皮のような薄膜ができる

要は、欠陥は自然現象を反映していて、塗装面に油があると塗料はハジかれやすいし、高温多湿時の白化は結露が原因です。油性塗料の厚塗りはシワのもととなりますので、対策を講じましょう。


塗装方法その1直接法

塗装方法は塗料を直接塗る物に移行する直接法と、霧にして移行する噴霧法とに大別で

きます。塗装方法には長所短所があり、適材適所に選ぶことが大切です。

  • 液膜を転写する高速塗装:塗装方式にはロールコーターとカーテンフローコーターが

使用されます。ロール方式は、塗料を巻き上げ均一液膜に加工できます。一方カーテン方式は塗料をポンプでヘッドへ吸い上げ、隙間から押し流し液膜カーテンに加工できます。塗る物の形状には制限があり、平板の連続塗装に適します。

  • ディッピング方式としごき塗り:塗料槽に塗る物をどっぷり漬け引き上げて乾燥させる

ディッピング方式(浸漬塗り)と、塗料を押し込むしごき塗りとに大別されます。ディッピング方式は水道バルブのような熱容量の大きい鋳造品等の塗る物に適します。しごき塗りは薄く何回も塗るという古来からの技法であり、鉛筆・釣り竿・電線等、棒状のものを均一に塗るのに適しています。

  • メッキの原理で塗る水性塗装:電気化学をベースとする塗装方法が電着塗装(塗る物を

有機被膜で覆う)です。電着塗装は導電性のある塗り物に適用が可能です。

  • 刷毛塗りとローラ塗り:刷毛塗りは古くから用いられている塗装方式で、基本手順は塗装全般に通じるポイントです。乾燥の遅い塗料は刷毛塗りに適します。塗り方の基本は

➀含み➁配り➂ならし➃刷毛目通しの四段階です。ローラ塗りは、刷毛と工具が違うだけで塗り方の基本は同じですが、一動作で刷毛よりも幅広く塗れるので、ならしの作業が早くできます。


リフォームの際の情報収集

リフォームを考え始めたときに、どんな人や会社に相談したのか、参考とした情報をどのような方法で集めるべきなのでしょうか。
ある調査で1番多かったのが、「友人や知人、親戚の口コミ」というものでした。
ここ数年、 新築の需要が減る傾向にあり、さまざまな会社がリフォーム業界に参入して、リフォーム業界は大企業から小さな地元の工務店まで林立して、おのおのがポスティングのチラシや新聞折り込みなどで盛んに宣伝しています。
それだけ会社や業者が多いと、どこに相談したらいいのか迷うのは当然です。

また、リフォームは、すぐに故障個所を点検したり修繕もしてくれる、なるべくなら地元の業者がいいということも言えますので、信頼できる業者選びには、「友人・知人・親戚」らの口コミが1位というのはうなずけます。
その上で、気になった業者のホームページを確認したり、展示場やショールームも利用するのがベターです。

そしてチラシというのも大きな選択肢のひとつであることも見逃せません。
知人や友人が近くにいない場合には、新聞などのチラシなどに頼る以外にないということなのかもしれませんが、チラシなどによって、良い信頼できる業者と出会うということもあります。
それでもやはり、チラシの中にその業者の理念や工事の進め方などをキチンとチェックすることが必要になります。

一方で、「特に利用していない」という人がなんと2割ほどもいたそうです。
これでは、悪質業者を見抜くことは到底できないばかりか、リフォームの失敗を招いてしまうので、しっかりと情報を収集し自分の目で見極めるようにしましょう。


光沢は測れるの?

漆塗りの肌をはじめ、乗用車やピアノの塗装面はとてもピカピカしています。まるで鏡のように像が映ったりするものです。一方、建築物の外装塗装面はつやがありません。凹凸のある被塗物を高光沢で仕上げた場合、反射光が多いので凹凸感がさらに強調されてしまいます。そのため見苦しい外観になってしまうのです。
私たちの住環境や生活用品の中にはつやを出した方が良いものもあれば、つやを出さない方がよいものもあります。塗料は工業製品ですから、つやの程度も定量的に管理しなければなりません。
塗装面の仕上がり状態を指示するには、つや有り、3分つや、つや消し、などと表現するのは適切ではありません。これらは光沢感を表す感覚的な尺度です。
(反射光束)/(入射光束)の比を測定し、光沢度として表現すれば定量化できます。
鏡面光沢度Gs(θ)は入射角θでの基準面(屈折率1.567の磨かれた黒ガラス面)の鏡面光沢度を100として、試験片の鏡面光沢度を次式で求めます。
Gs(θ)={(試料面からの鏡面反射光束)/(基準面からの鏡面反射光束)}✕100
θは入射角であり、20°、60°、85°が用いられます。低光沢の面を見る時にはθを大きくして、高光沢の面ではθを小さくして測定します。一般には、60°鏡面光沢度で塗装面の光沢の良否を定量評価しています。
高光沢感の面では20°鏡面光沢度を試験値として採用しますが、さらに光沢感が高くなると、θ=20°でも感度が低くなるため写像性の良否で判断する鮮明度光沢度が必要になります。
標準図形の写像の微少なゆがみを周波数解析して定量化する方法などが確率されています。
このタイプの試験装置には種々のデータ解析ソフトが組み込まれており、パソコンが威力を発揮しています。


電気抵抗、電磁波を制御する塗料と熱を制御する塗料

塗料用樹脂は有機ポリマーで構成されそのほとんどは電気を通しませんが、室内の埃の付着制御、プラスチック静電塗装、電磁波を吸収してノイズを防ぎたいといった要望には導電性を付与した塗料を用いる必要があります。
電性顔料を加えるのが簡単で一般的です。

導電性カーボンブラックは有用な材料ですが塗料が黒色になり、淡彩色の塗料ができませんので、アンチモン/錫(すず)で表面を被覆した酸化チタンやマイカなどの白色系導電性顔料も開発されています。
導電性は体積固有抵抗値を測定すればわかります。

帯電防止塗料は精密機械、電子部品の製造といった埃を嫌う室内の天井、壁、床面に塗装され静電気を逃すことが埃を呼び寄せないことにつながり、電子機器や筐体内面に導電性塗料を塗装すると帯電防止に有効です。

地球温暖化やヒートアイランドが問題になる中、道路、屋根や外壁に塗装して、路面や室内の温度上昇を抑制する塗料が開発されています。白い塗料(顔料)のように各種顔料の中から赤外線反射率の高いものを選択したのが太陽熱高反射塗料です。

ガラスバルーンのように中空粒子を用いた塗料も断熱塗料として開発されています。太陽熱高反射塗料と断熱塗料はどちらも塗装による温度抑制効果が確認されています。
耐火塗料は鉄骨等に塗装し、火災によって高温になると発泡して鉄骨等を守るように設計された塗料です。

下塗りに防錆塗料、中塗りに耐火塗料、上塗りに各色の塗料を塗ることで防錆上、美観上も優れた塗装工程になっています。


外壁塗装に使われる顔料の種類

外壁塗装の塗装時使用される顔料は着色などの目的で用いられる樹脂、溶剤、水などに不溶の粒子で、溶解するものは染料と言われいるそうです。塗膜性能に及ぼす顔料の影響も極めて大きいと考えられます。顔料は従来、体質顔料、錆止め顔料、着色顔料に分類されていましたが、これ以外にフレーク顔料、機能性顔料があります。

体質顔料は例えばクレー、タルクのように樹脂成分と屈折率に大差がなく、混合するとほぼ透明になる顔料ですが、加えることによって塗膜を硬く強くしたり、研磨しやすくしたりする効果があります。

錆止め顔料は金属の錆発生を抑えるために下塗りに用いられる顔料です。例えば、亜鉛末のように電気化学的に防食するもの、ジンクク口メー卜のようにクロムイオンを供給するもの、シアナミド鉛のように表面をアルカリ性にするものなどがあり、防錆に効果がありますが、重金属を含む顔料の使用はできなくなってしまうのが欠点となってしまうこともあるようです。

着色顔料には有機顔料、無機顔料を含め多くの種類があります。顔料は色昧、着色力、下地の隠ぺい力、耐薬品性、耐候性を配慮して選択します。錆止め顔料同様、黄鉛、クロムパーミリオンなどの重金属を含む顔料は使用されなくなっているようです。有機顔料は一般に鮮明な色と着色力をもちますが、隠ぺい力や顔料の分散性に劣る傾向があります。

また、フレーク顔料は鱗片状のアルミニウム、酸化チタンコートしたマイ力、着色マイ力、シリカフレークなどで、自動車塗一装には欠かせない特殊な色彩を与え、意匠開発に欠かせない顔料になっています。

機能性顔料は塗料にさまざまな機能を付与するために用いる顔料であり、例えば蛍光顔料、示温顔料、導電性顔料、断熱性・遮熱性顔料、潤滑性顔料、光触媒顔料などがあげられます。


油性塗料とは

油性の外壁塗装はラッカーうすめ液をつけ、サンドペーパーでこすると、塗膜がはがれます。ただし、プラスチック素材の物場合は溶けてしまうので、この方法は使えず、調べることができません。また、ツヤのある油性塗料の上に水性塗料を塗る場合、弾いて塗りにくいことがあります。そんなとき、240番くらいのサンドペーパーをかけると塗りやすくなります。廊下や板の間など室内でよく使われる油性ニスはこの方法で調べることはできません。また、ラッカーもラッカーうすめ液を含ませた布でこすると、塗膜が落ちます。